「給料が安くてきつい配送ドライバーを辞めたい・・・」
配送ドライバーの仕事は、人手不足で一人一人の労働時間が長くなってしまっていますよね。
今回体験談を寄せてくれたホワイトさんも、そんな配送ドライバーとして働いていました。
しかしその会社は、超過勤務をしても残業代が出ず、休日出勤をしても手当てがつかないというブラック企業だったのです。
精神的な負担も大きく、また安い給料で生活すら満足にできなくなり、ホワイトさんは退職を決意しました。
そんなホワイトさんの、固定給以外支払われないきつい配送ドライバーの仕事を辞めた体験談をご覧ください。
残業代がゼロのブラック企業を辞めた配送ドライバーの体験談
- ブラック企業の配送ドライバーに就職
- 残業代なし、ボーナスももちろんなし
- 退職を決意してまずは転職活動を始める
- 自分のことを苦しめないようにしてください
ブラック企業の配送ドライバーに就職
30代のホワイトと言います。
自分は30代前半の時に、配送ドライバーの仕事をしていました。
そこに至った経緯としては、当時はとくにやりたい事もなく、なにげなく就いた仕事でした。
自分の中では、配送関係の仕事は普通に力仕事だから、給料はいいと思っていました。
高望もなく、世間一般に朝起きて、仕事に行って、週末は休みで、給料はある程度もらえると思っている感じでした。
しかし実際は、そうではありませんでした。
休みは週1日で、夜中から昼前までは仕事して、家に帰ってからは寝るだけでまた仕事をする、ということの繰り返しをしていました。
しかも給料は夜勤手当もなく、一定の状態で定められていました。
最初に決められた固定給以外は、いくら残業をしても支払ってもらえなかったです。
もちろん有給休暇などはありませんでした。
残業代なし、ボーナスももちろんなし
その配送会社は、完全にブラック企業といっていいものでした。
初めはがむしゃらに働いていたので、
「こんなこともあるか、まあ仕事があるのだから幸せか。」
くらいに思っていました。
しかし時が経ち、だんだんと周りが見えてくると、いろいろおかしい事がわかってきました。
まずは、お金の問題です。
「給料が安い」、「保険が掛かっていない」、「超勤は関係ない」、「交通費等も出ない」
といったブラックな労働条件で働いていました。
こんな様子なので、もちろんボーナスなんか夢のまた夢でした。
残業をしてその分手当てがもらえるのなら、まだ働き甲斐もあります。
しかし残業代が全くもらえないのなら、働く気力すら失ってしまいます。
しかも体調が悪くても、連絡したところで休めない。
休日でさえ連絡があり、出勤する事もありました。
悲しい事に、もちろん振替の休日はありません。
給料にも反映されません。
月での給料が決まっている為、減る事はあっても増える事はありませんでした。
退職を決意してまずは転職活動を始める
このブラック企業で働いていて、なんとかここを退職しないと生活も体もだめになると感じていました。
しかし周りの目も怖く、やめる事も困難な状況でありました。
なのでその時は、「やる気は失っているけどミスをしたら怒られる」という状況で、とても精神的にもきつい毎日でした。
もちろんきつかったのは、精神的なことだけではありません。
給料も安かったので、生活もだんだん苦しくなってきました。
それこそ、何のために働いているのかもわからない状態でした。
そして最終的にこんな状況は我慢できなかったので、退職することを考えました。
ただ、次の職場が決まらないと生活をしていけなくなるので、すぐには辞めれない状態にありました。
ですので、働きながら転職活動を始めることにしました。
平日は休めないので、転職活動をすることはできません。
休日に仕事を探し、面接を受ける日々を送っていました。
なんとか仕事が決まり辞める事が出来た時は、ようやく解放された気分で安堵していました。
自分のことを苦しめないようにしてください
ブラック企業を辞めようとか少しでも考えている場合は、迷わず辞めた方が良いと思います。
今の時代は、いろいろな事が問題になる時代です。
自分の事を苦しめるよりは、辞めることで少しは気を楽に持てると思います。
もしどうしても辞めにくい場合は、信頼している職場以外の友達、家族にまずは相談をすることをおすすめします。
相談をして、細かくどうすればいいかを考えた方がいいと思います。
自分も辞めたい時や迷っていた時は、さすがに両親に相談をしました。
両親に相談をした事によって少し気も楽になり、周りが見えてきました。
一人で悩んでいても、一人の考えにすぎません。
誰かに相談すれば、対処する方法や考え方がその分だけ増えてきます。
一人で悩みすぎずに、ほかの人の力・知恵も借りましょう。
安い給料で社員をこき使うブラック企業で働いていると、精神的にきつい日々が続きます。
我慢しすぎて体を壊してしまっては、生活していくことすらできなくなってしまいます。
自分のことを苦しめないようにしてください。
管理人の一言
トラックドライバー、ルート配送ドライバーなど、今は配送関係の仕事が人手不足の状況になっています。
Amazonなど通販関係の配送量がとても増えてきているので、慢性的に人が足りなくなってしまっているのですね。
本当ならば、配送ドライバーの賃金は上昇しなければなりません。
しかし現実には、あまり賃金が上昇しているとは言えないですよね。
安い給料、支払われない残業代、超過勤務、休日出勤など、過酷な労働条件で働いている配送ドライバーの方は多いです。
ホワイトさんも、そんな過酷な労働環境のブラック企業で働いていました。
残業や休日出勤をして、その分の手当てがもらえるのならまだ納得もできます。
しかし最初に決められた固定給以外の賃金が支払われないというのは、完全にブラック企業だといっていいでしょう。
これはハッキリ言って違法です。
「固定給だから残業代は出ない」というのは法律に違反しています。
労働者は、働いた分の給料をもらう権利があります。
ただブラック企業は、そんなことは関係なしに労働者をこき使いますよね。
私たち労働者にできるのは、そんなブラック企業で働かないということです。
ブラック企業で働き続けても、未来は見えませんからね。
今は配送ドライバーの求人がたくさんあります。
その中には、しっかりと残業手当を支払ってくれるホワイト企業の求人もあるはずです。
ブラック企業でだまされ続けながら、働かなければいけない理由はどこにもありません。
ぜひブラック企業を抜け出してください。
ホワイトさんは、ブラック企業で働きながら転職活動をして、転職先を見つけました。
転職サイトを利用すれば、休日を使って転職活動をすることも可能です。
ブラック企業に騙され続けるのではなく、ぜひ自分を大切にしてくださいね。