無事書類選考を通過すると、最終関門の面接が待っています。
最近は新卒就職・転職問わず、圧迫面接が行われることもあるなど、応募している私たちにとって難関であり対策することは必須です。
どのようにして面接を乗り切ればいいでしょうか。
まずは面接の流れと大事なポイントを見ていきましょう。
面接の流れとポイント
転職先企業の書類選考を無事に通過することが出来たら、最後の山場となる面接に挑むことになります。
企業によって異なりますが、大抵は一次から役員面接まで、数度の面接をすることとなります。
またこの時点では退職していない事も多いと思いますので、面接の日取りやスケジュール等はきっちりとあわせましょう。
最近では転職者向けに17時以降や、土日に面接を実施してくれる企業も増えているようなので、しっかりとコミュニケーションをとって打ち合わせをしてください。
一次から役員面接まで
面接には「一次面接」「二次面接」「役員面接」の3段階があることが通常です。
一次面接は、採用担当者と配属部署の社員が中心に行われます。
二次面接は、採用担当者と採用部署の責任者が中心に行われます。
役員面接は、その名の通り役員が中心に行われます。
一次面接のポイント
一次面接では、実務能力と適応力が中心にチェックされます。
あいさつがきちんとできるかなど、マナー的な面、好印象かどうかなどもチェックされます。
企業は、能力だけでなく協調性も必要とすることが多いので、不愛想ではなく笑顔でハキハキと答え好印象を与えましょう。
自分の立場からだけではなく、面接官の立場から考えて、「この人と一緒に働きたい」、「この人は役に立つ」と思わせるような受け答えをすることを心がけましょう。
二次面接のポイント
二次面接では、実務能力についてさらに突っ込んだ質問をされ、その力をチェックされることになります。
過去の職歴・経験から、自分自身が応募先の企業で役に立つということをアピールする必要があります。
もちろん二次面接でも協調性があるかどうかはチェックされますので、好印象を与えましょう。
役員面接のポイント
役員面接は転職成功の最終関門です。
一次面接・二次面接と同じく実務能力についての質問をされますが、基本的に同じ回答の仕方で構いません。
重要なのは、役員の方々に自分の経験が応募先企業で役に立つ、活かせるということをアピールすることです。
なぜこの会社で働きたいのかという点での熱意も見せましょう。
新卒採用との違い
新卒採用と中途採用は、企業が求めている人材がそもそも違っています。
新卒採用の場合は将来の期待が最も大きなポイントですが、中途採用の場合は即戦力が最も大きなポイントです。
受け身の対応だと好印象を与えることはできません。
応募先の企業の情報は詳細に調べ、その企業に自分の経験をいかに役立てることができるかをアピールしましょう。
面接合格のためのポイント
やりたいことと出来ること
面接を通過して採用されるためのポイントとして、
・何がやりたいのか
・何が出来るのか
この二点をしっかりとアピールすることが必要となります。
出来ることをアピールしきれないと、不採用になる確率は上がってしまいます。
またやりたいことをはっきりとアピール出来なければ、例え内定が取れたとしても不本意な仕事に回され、また転職先を探す事になってしまうかもしれません。
きっちりと自分をアピールし、また何をしたいのかをはっきり表明しておくことが大事です。
採用側の立場に立って考える
面接では定番の質問として
「職務経験」
「退職理由」
「志望動機」
「自己PR」
などが聞かれます。
いろいろと難しく考えてしまいがちですが、結局のところ
「いかにこの人材は会社の役に立つか?貢献できるか?」
ということを採用側は知りたがっています。
この本質を忘れてしまうと、質問に対する回答がずれてしまったり、あべこべになってしまったりします。
採用者の立場になって、いかに自分が会社に貢献できるかということをアピールしましょう。
ポジティブに回答しましょう
例えば、退職理由にはネガティブなところがあることが多いですよね。
しかしネガティブに回答するのではなく、それをポジティブな理由に変換して回答することを心がけてください。
失敗を通して何を学んだかを回答に盛り込むことで、ネガティブなことでもポジティブに回答することができるのでお試しください。
圧迫面接を乗り切る
最近は応募者のストレス耐性を見るために、わざと圧迫的な態度で面接官が質問をしてくる「圧迫面接」が行われることが多くなっています。
圧迫面接では、わざと厳しい質問、意地悪な質問をされますが、それに対してイラっとした態度を見せたり、口ごもってしまうことがないようにしましょう。
圧迫面接が行われても深刻に考えず、「おっ、圧迫来たな。ハイハイ笑顔で対処しますよ」ぐらいの軽い気持ちで対応しましょう。
相手の面接官も心の底から圧迫しているわけではなく、ストレス耐性を試しているだけなので、特に気にする必要はありません。
人格を否定されたと感じてしまう方やキレる方もいるようですが、相手もわざとそのようなきつい言葉を投げかけているだけです。
圧迫面接で面接官がチェックしているのは、
「ストレス耐性があるか」
「臨機応変に対応できるか」
とうことです。
厳しい質問もそんなものだと理解し、丁寧に平常心で対応することを心がけましょう。
転職の面接は緊張するものですが、避けては通れないものです。
一つの通過儀礼と考えて、乗り越えて内定をつかんでくださいね。