銀行を辞めることを希望している銀行員の方がものすごく増えています。

銀行員の業務がAIに置き換えられるというニュースがよく報道されていますが、その影響も多いのでしょう。

確かにいつか辞めるのならば、できるだけ早いほうが有利に転職できるとも考えられます。

銀行を辞めるタイミングは、いつがベストになるのでしょうか。

銀行員が有利に転職するタイミング

転職を成功させるためには、自分自身の能力だけでなくタイミングも重要になってきます。

結論から言ってしまうと、今がベストなタイミングといえるでしょう。

なぜ今がベストのタイミングといえるのでしょうか。

  • 銀行員が転職市場に飽和する前のほうが有利
  • 景気がいい時のほうが転職に有利
  • できるだけ若い年齢での転職のほうが有利

銀行員が転職市場に飽和する前のほうが有利

銀行はリストラ時代へ進んでいく

「3銀行大リストラ時代 3.2万人分業務削減へ」という日本経済新聞の記事が、2017年11月に掲載されましたよね。

みずほフィナンシャルグループ(FG)など3メガバンクが大規模な構造改革に乗り出す。デジタル技術による効率化などにより、単純合算で3.2万人分に上る業務量を減らす。

これからのAIによるデジタル化に伴って、「三井住友銀行」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」「みずほフィナンシャルグループ」の3大メガバンクでリストラが進むという記事です。

もちろん、リストラされる銀行員のすべてが解雇されるというわけではありません。

基本的には、業務の配置換えによって業務削減をするという方針のようです。

しかし知っての通り、銀行という企業は外部にも内部にもシビアなものです。

相当数の銀行員が、リストラの名のもとに解雇されることは予想されます。

この動きを一番よく察知しているのが、当の銀行で働いている銀行員なのですね。

今、転職を考えている銀行員の割合は、昨年度よりも3割も増えているのです。

転職を考える銀行員が3割も増加

2018年1月15日の読売新聞によると、転職を考えている銀行員が、前年度よりも3割も増加しているようです。

人材サービス大手リクルートキャリアに転職希望者として新たに登録した銀行員数は、2017年度上期(4~9月)に前年同期比で約3割増加し、その後も増え続ける勢いだ。超低金利に伴う銀行の収益悪化などで、人員削減への不安が高まっていることが背景にあるとみられる。

銀行の通常業務で、収益を上げることが難しくなったことを感じている銀行員の方は多いでしょう。

景気がまだいい状態での現状なので、今後の見通しは明るくないと実感しますよね。

さらにAIによるデジタル化、自動化の波がやってくるとなれば、銀行を辞めて転職しようと考える方が増えるのもうなずけます。

ここで勘のいい方ならわかると思います。

今後銀行員が大量に退職して、転職市場にたくさん流れ込んでくることは、ほぼ間違いありません。

今はまだそれほど飽和しているわけではありませんが、今後の数年間でかなり銀行員の転職希望者が飽和してくることが予想されますね。

当然ですが、転職市場も需要と供給の関係で成り立っています。

転職希望の銀行員が増えれば増えるほど、転職活動が不利になってしまう可能性が出てきます。

そう考えると、まだ銀行員の転職希望者が飽和していないこの時期、今がベストのタイミングといえるのですね。

景気がいい時のほうが転職に有利

2011年のリーマンショックから、かなり景気は回復してきました。

もちろんまだ完全に回復しているとは言えませんが、失業率もかなり改善されています。

まあここ10年間で見ると、間違いなく今が一番景気がいい状態といえるでしょう。

しかしながら、東京オリンピックの2020年を境に景気が腰折れするのではないか問う懸念は、皆が持っていることでしょう。

経済評論家の中には、1年前の2019年あたりから景気が悪くなるのではないかと考えている方もいるようです。

転職市場は、景気がいい時のほうが有利であることはいうまでもないでしょう。

景気が悪くなると企業は人員を絞ってくるので、転職したくてもなかなか転職先が見つからなくなってしまいます。

リーマンショックの時のように、景気が悪い時の転職活動は本当に悲惨です。

そう考えると、景気がいい今こそが転職のベストのタイミングといえるでしょう。

できるだけ若い年齢での転職のほうが有利

転職をするなら、できるだけ若い年齢でするほうが望ましいです。

もちろん能力さえあれば、30代や40代の転職も十分に可能です。

しかし基本的には、企業は若い人材のほうをより欲していることは確かです。

特殊な資格や能力があれば別ですが、転職をするなら若いほうが有利というのは転職を考える上での常識になります。

1年、また1年と転職を遅らせると、それだけ不利な状況になってしまうということですね。

思い立ったが吉日という言葉がありますが、転職しようかどうかを引き延ばしにすることは得策ではありません。

転職を考えたなら、できるだけ早くできるだけ若い年齢ですることがベストのタイミングなのですね。

すぐに銀行を辞めることはお勧めできません

では、すぐに銀行を辞めて転職活動をすればいいのかというと、それはお勧めできません。

銀行を退職してからの転職活動は、リスクが高すぎます。

まずは今の銀行で働きながら、転職活動を始めることをお勧めします。

転職エージェントを活用

転職活動では、「転職サイト」だけでなく「転職エージェント」も同時に活用してください。

まず最初に「転職サイト」を利用する方がほとんどだと思います。

まだ100%転職の覚悟が決まっていないときは、「リクナビネクスト」や「マイナビ転職」などの転職サイトに登録して、どのような求人募集がされているのかをチェックするだけでいいと思います。

その後転職する覚悟が決まったら、「リクルートエージェント」などの転職エージェントを活用してください。

銀行員というキャリアがあるのなら、転職エージェントを使ったほうが絶対にいいです。

プロであるエージェントと相談を重ねながら、自分の希望の転職先を探せますからね。

非公開の質のいい転職先を紹介してもらう

転職エージェントは、非公開の転職先をたくさん持っています。

質のいい転職先は非公開であることが多いです。

今の銀行よりも質のいい企業への転職が目的なので、質のいい企業の求人を持っているエージェントの利用は欠かせません。

転職エージェントを活用して、新しい第二のすばらしい人生を切り開いてくださいね。

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