会社からの転勤辞令が出た時、家族で引っ越すか、それとも単身赴任をするかの選択を迫られます。
転勤辞令は基本的に拒否できないので、断れば会社を辞めることになってしまいますからね。
自分は家族と一緒に引っ越したいけれど、妻が行きたくないと家族帯同での転勤を嫌がるときは、とても困ってしまいます。
妻が転勤についてこない時は、単身赴任するしかないのでしょうか。それとも会社を辞めて転職すべきなのでしょうか。
単身赴任したくないときの対処法
- 自分一人で単身赴任する
- 何とか妻を説得して家族一緒に転勤する
- 妻と離婚する
- 会社を辞めて転職をする
妻が転勤についてこない、転勤を嫌がる理由はいろいろあります。
例えば、
「マイホームを買ったばかりで、引っ越ししたくない」
「子供の学校を転向させたくない」
「親の介護で転勤についていくことができない」
「自分も仕事があるので、引っ越すことができない」
「妊娠中なので不安」
「地元を離れたくない」
など、いろいろな理由が考えられます。
もちろん妻には妻の理由があるのでしょうが、自分も単身赴任はしたくないと思うときは、どうすればいいのでしょうか。
自分一人で単身赴任する
まず最初に考えられるのが、あきらめて自分一人で単身赴任をするということですよね。
確かに、自分が単身赴任をすればすべては解決します。
しかし家族との生活が人生の一番大事なことだと感じる方にとって、単身赴任という選択は考えられないものです。
我慢して単身赴任ができるのなら、数年間は我慢すべきでしょう。
ただ「妻が男を作って不倫しないか心配だ」などの理由で、絶対に単身赴任は嫌だという方もいます。
もしどうしても我慢できないのならば、別の選択肢を考えざるを得ません。
何とか妻を説得して家族一緒に転勤する
別の選択肢として最初に思いつくのが、何とか妻を説得して家族一緒に転勤するということですよね。
「親の介護」や「妻自身の仕事」など、どうしても妻が一緒についてこれないというときは、仕方がないのかもしれません。
しかし、「地元を離れたくない」「慣れない土地に行きたくない」など、妻の気持ち次第のときは、とにかく妻を説得してみましょう。
確かに慣れない土地に引っ越すことは不安があります。
何度も転勤を繰り返して、「もう二度と転勤についていきたくない」と感じている奥さんもたくさんいます。
そんなときは、とにかくじっくりと妻を説得するしかないですよね。
「何かあったらとにかく自分がフォローする」ということを、妻に何度も説明する必要があるでしょう。
「人間関係」「育児」「子供の学校・進学」などは、じっくりと考えれば何とか解決する問題です。
とにかく我慢強く妻を説得するしかないのですね。
妻と離婚する
転勤辞令が出て、妻が一緒についてきてくれないときに離婚をする方がいます。
「その程度にしか自分のことを考えてくれていなかったのか」
とショックを受けて、離婚をしてしまう方がいるのですね。
ただ転勤に妻がついてこないからといって、離婚までしてしまうのは、ちょっと行きすぎだと思います。
夫婦の問題はいろいろと複雑ですが、離婚をするぐらいならば、会社を辞めて転職することをおすすめします。
会社を辞めて転職をする
単身赴任は絶対にしたくない、でも妻は一緒に転勤にはついてきてくれない。
そんな時は、会社を辞めて転職するという選択肢もあります。
転勤辞令は拒否できない
転勤の内示や転勤辞令は、命令なのでやむを得ない事情がないと拒否することはできません。
ただ転勤の内々示や打診では、転勤を断ることも不可能ではありません。
「妻が転勤についてきてくれないけど、絶対に単身赴任はしたくない」というときは、内々示や打診の段階で断ってしまうというのも一つの方法です。
内々示や打診はまだ断るチャンスが少なからずあるので、抵抗をしてみましょう。
懲戒解雇は避けるべき
妻が「絶対に一緒に転勤したくない」と言い、自分も絶対に単身赴任したくないときは、会社を辞めて転職せざるを得ません。
転勤辞令を拒否すると、懲戒処分を下される可能性が高いです。
最悪の場合、懲戒解雇となってしまう可能性もあります
懲戒解雇は、絶対に避けたいです。
懲戒解雇になってしまうと、転職や再就職すら難しくなってしまいます。
懲戒解雇された人材を受け入れてくれる会社は少ないのですね。
それならば、自分から会社を辞めるという選択肢を取るほうがいいでしょう。
自己都合退職なら転職も難しくない
自分から会社を辞めれば、自己都合退職となります。
自己都合退職ならば、転職や再就職をすることも難しくありません。
実際に転勤や単身赴任が嫌で、会社を辞める方はとても多いです。
転職に大きな抵抗感を抱く方も多いですが、昔に比べると転職は珍しいものではありません。
あまり転職を拒絶しすぎることなく、転職という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
とりあえず転職活動を始めてみる
転勤の内示を受けたら、とりあえず転職活動を始めてみるという方法があります。
転職活動をしてみると、たくさんの求人募集があることに驚かれる方も多いです。
今はとにかく多くの企業で人手不足なので、とても求人募集の数がたくさんあります。
スマホで転職サイトを利用すれば、簡単に転職活動を始めることができます。
転勤の内示を受けたら、まずは転職活動を開始してください。
いきなり会社を辞めることはリスクが大きい
会社を辞めてから転職活動をする方がいます。
私はこの方法をおすすめできません。
いったん転勤を受け入れるという方法もあり
私がおすすめする方法は、会社で働きながら転職活動をして、内定をもらった後に会社を辞めるという方法です。
こうすれば、無職になって無収入になるというリスクがなくなります。
家族がいるならば、無職になることは避けたいものです。
転勤を例に挙げて説明すると、まずいったん転勤を受け入れて、転勤先で単身赴任しながら転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
何年間も単身赴任するのは、絶対に嫌だという方は多いです。
しかし転職が決まるまでの間の単身赴任なら、我慢することもできますよね。
いってみれば、長期出張のようなものです。
期間で言えば、3か月～半年もあれば転職先から内定をもらえるでしょう。
転勤の内示を受けてすぐ転職活動を開始すれば、この期間をもっと短くすることも可能です。
早ければ1ヶ月・2か月といった短い期間で、転職先が決まることもあります。
とにかく、早目に転職活動を始めることが大事になりますね。
在職中の転職活動は問題ありません
よく「在職中に転職活動をしたら違法ではないの？」と心配する方がいます。
ご安心ください。
在職中に転職活動をすることは、違法ではないので問題ありません。
もし就業規則に在職中に転職活動をすることを禁止する項目があっても、違法ではないので特に問題はないです。
ただ、会社にばれるとちょっとややこしくなることは確かです。
ですので在職中の転職活動は、会社にばれないように内緒ですることを心がけてください。
会社のコピー機や、パソコン、スマホなどを、転職活動に使用することも厳禁です。
就業時間中の転職活動も避けましょう。
就業時間中に転職活動をしなければ、特に問題はないです。
在職中に転職活動を始めて、できるだけ早く内定を獲得しましょう。
転職をすれば、転勤の悩みはなくなります。
家族一緒に暮らしたいときは、まず転職活動を始めてくださいね。
