「なぜ転職したいのか?なぜ転職するのか?」
転職をする動機・理由を自分自身ではっきりとさせるということは非常に大事になります。
転職の動機・理由がはっきりすれば、どのような会社を選べばいいのかもおのずと見えてくるのですね。
転職をする動機・理由
転職活動を始めるに当たって次の事をあげてみましょう。
1.自分が転職に至った動機・理由
2.自分が転職した先でやりたい事
3.転職した先で出来る事
4.客観的にみた自分の長所
5.客観的にみた自分の短所
このようにピックアップをして、それぞれをきちんと把握することが大切になります。
まずはしっかりと転職をする動機・理由をはっきりとさせましょう。
動機・理由ははっきりとさせる
特に、転職に至った動機・理由があいまいなままだと、その先の転職先でやりたいことがぼんやりとしてしまい、自分のできることのアピールが弱くなってしまいます。
例えば
「残業が多すぎて疲労困憊なので、残業が少ない企業で仕事をしたい」
「給料が安いので、仕事がきつくても給料のいい会社に入りたい」
「上司との人間関係が悪かったので、上下関係のいい会社で仕事をしたい」
「経験を活かして、よりキャリアアップできる仕事がしたい」
などです。
それぞれの動機・理由によって、転職するべき企業も変わってきますよね。
ネガティブな理由でも全然かまわないので、まずはしっかりと転職の動機・理由をはっきりとさせましょう。
自己分析もしっかりと
自分自身をしっかりと分析することも大事になります。
自己分析の仕方・方法としてまず、自分のキャリア・これまでの経験や携わった仕事などを全て書き出します。
そしてその中でどんな工夫が出来たか、また成功した実体験、自分の得意なことや、転職することで自分がやりたい事など、思いついた事を全て列挙してみます。
ここで自分自身を客観的に見つめることで転職先への条件を絞り、自己PRなどを洗い出せることになります。
失敗したことも洗い出そう
またこの時に重要なのは、成功したという事実だけを出してもあまり意味がありません。
転職先の企業が知りたいのは、その時、あなたがどのような工夫をして、どう行動し、それを成功に導いたか。
そのような事実が重要です。
仕事をしているとうまくいったことばかりでなく、うまくいかなかったこと・失敗したこともあったはずです。
このうまくいかなかったこと・失敗したことを糧にして、どのように解決し乗り越えていったかということはアピールポイントにもなります。
自分を客観的に見つめてみると、自分のマイナスポイントがあぶりだせ、改善するチャンスにもなります。
自分を客観的に見つめるというのは難しいかもしれませんが、過大評価・過小評価を行わないようじっくりと自分を見つめなおして見る事が大切です。
失敗やマイナスポイントは、成功や成長の糧になるので、しっかりと自分を客観視してみてください。
すべてを洗い出し客観視することができたら、自分の強みを明確にしましょう。
この強みを志望動機や自己PRに活かしていくのですね。
志望動機と自己PRで強みをアピール
転職先の採用者にとって「志望動機」と「自己PR」は、相手を知るための重要な手掛かりとなります。
この「志望動機」と「自己PR」で、あぶりだした自分の強みをアピールする必要があるのですね。
転職希望の会社にいかに役立つかをアピール
転職と新卒就職の大きな違いとしては、即戦力を求めているかそうでないかがあります。
転職は基本的に即戦力を求めていることがほとんどです。
そう考えると、
「いかに自分自身が即戦力として会社に役立つ人材であるか」
をアピールしなければならないということになります。
採用担当者に、
「あー、この人を採用したらすぐに会社の役に立ちそうだな」
と思わせることが大事になるということです。
具体的にアピール
アピールの方法も、おおざっぱにアピールするよりも具体的にアピールをしたほうがいいです。
例えば、3社に応募するとしたら、3通りのアピール方法を考えましょう。
ひとくくりに営業と言っても、家を売ること、車を売ること、機械の部品を売ることではそれぞれ売りやすさや販売方法など違いが大きいです。
応募先の企業に合ったアピールの仕方があるということですね。
自分のやりたいことなど自分自身ばかりにフォーカスをあてるのではなく、応募先の企業と自分の強みをうまくシンクロさせることが大事になるのです。
このように、転職をする動機・理由をはっきりとさせることで自分の強みが明確化し、志望動機や自己PRがしやすくなります。
いままでの仕事で経験した成功体験・失敗体験すべてを、転職活動に活かしましょう。