友人から「うちの会社で働くつもりある?」と尋ねられたらどう答えますか。

最近は日本でも、リファラルリクルーティングでの転職が増えてきています。

リファラルリクルーティングとは、簡単に言えば社員の紹介による採用制度です。

このリファラルリクルーティングで転職するメリット・デメリットについてみていきましょう。

リファラルリクルーティングで転職するメリット・デメリット

今回は、転職する立場からリファラルリクルーティングで転職するメリット・デメリットを見ていきます。

  • リファラルリクルーティングで転職するメリット
  • 転職先の内部事情がよく分かる

    自分のことをよく知ってくれている

    面倒な転職活動をしなくても良い

     

  • リファラルリクルーティングで転職するデメリット
  • 自分のことを知られすぎている

    人間関係に依存しすぎている

    人間関係が壊れることがある

 

リファラルリクルーティングは、「リファラル採用」や「社員紹介採用」とも呼ばれています。

「縁故採用」「コネ採用」と何が違うの?と思われるかもしれませんが、「縁故」や「コネ」は、幹部クラスの職員が、能力ではなく取引先との義理や人情を基準に採用するものですよね。

一方のリファラルリクルーティングは、社員全員が、自分の知っている人物の能力を基準に採用を推薦するものです。

「縁故採用」や「コネ採用」は、純粋な戦力としてあまり期待されていませんが、「リファラルリクルーティング」は、しっかりと戦力として期待されて採用されるということです。

もし自分が友人・知人からリファラルリクルーティングでの転職を薦められたら、自分の能力をしっかりと発揮できる職場かどうかを判断する必要が出てきますね。

リファラルリクルーティングで転職するメリット

ではまず、リファラルリクルーティングで転職するメリットから見ていきましょう。

転職先の内部事情がよく分かる

すでに会社で実際に働いている友人や知人からの紹介で転職するので、転職先の内部事情がよくわりますよね。

「どのような業務なのか」
「どのような労働条件なのか」
「社内の風通しはいいのか」
「会社に将来性があるのか」

など、一般の転職での面接などでは聞きにくいことも、知人や友人相手ならいろいろと質問できます。

とくに社内の人間関係などは、転職して働きだすまでわからないことがほとんどです。

入社した後で、かなりブラックな職場だと気付かされることもよくある話です。

信頼できる友人・知人からの紹介だと、さすがにブラック企業に間違って入社してしまうことはないでしょう。

このように、本当の会社の姿を知ることができるのが、リファラルリクルーティングのメリットの一つになります。

自分のことをよく知ってくれている

友人・知人からの紹介で転職するので、自分自身の性格や能力をよく知ってくれているというメリットもあります。

一般採用では、自分も相手の面接官も探り探りであることは否めません。

こちらが会社の本当の姿がわからないのと同様に、会社側もあなた自身の本当の姿を知らないのです。

リファラルリクルーティングなら、紹介してくれた友人や知人が、その上司に自分の性格や能力を伝え、そのうえで最終的に採用されています。

入社した後に、「思っていた人材と違う」と考えられることが少なくなるのですね。

会社で自分自身の力を発揮するには、やはりよき理解者が必要です。

自分のことをよく知ってくれている上司や同僚がいれば、より能力も発揮しやすくなりますね。

面倒な転職活動をしなくても良い

転職をしたいと考えても、「転職活動がめんどくさい」ために行動に移さない方は非常に多いです。

転職の大きな壁の一つにこの「めんどくささ」がありますね。

しかしリファラルリクルーティングでの転職なら、面倒くさい転職活動がかなりスムーズに進みます。

100%採用されるとは限りませんが、採用される可能性も一般の転職に比べるとかなり高くなりますよね。

面接の日取りなどもかなり融通が利くはずです。

今の仕事が忙しくて転職活動をする時間がないというかたも、リファラルリクルーティングでの転職なら十分に可能になるでしょう。

リファラルリクルーティングで転職するデメリット

一方、リファラルリクルーティングで転職するデメリットにはどのような点が挙げられるでしょうか。

自分のことを知られすぎている

友人・知人からの紹介で入社するので、基本的に自分自身の情報は会社に筒抜けになっていると考えていいでしょう。

プライベートを大事にする方などは、あまり会社に知られたくないこともあるのかもしれません。

もちろん紹介してくれる友人や知人に、「○○については会社に話さないでね」と釘を刺しておく方法もあります。

ただ基本的には、自分のことをかなり知られてしまうことは覚悟する必要がありますね。

人間関係に依存しすぎている

友人・知人といった自分自身の人間関係を通じて転職をするので、プライベートと会社関係の部分がかなり重なってきます。

仕事も遊びも同じグループで行動することが増えてくる可能性が高いです。

仕事と遊びは完全に分けて考えたい方もいますよね。

今は信頼できる間柄でも、いつかその関係が壊れてしまう可能性はゼロではありません。

そんな時、あまりに人間関係に依存していると、その分悩みも深くなることがあります。

人間関係が壊れることがある

上でも述べたように、永遠に今の関係性が続くとは限りません。

特に一緒に仕事をしていると、それまでの友人・知人といった関係性が変わってくることもあります。

例えばどちらかが出世をして、上司と部下の関係性になることも十分に考えられますよね。

また、仕事上のトラブルや軋轢から仲が悪くなってしまうこともよくある話です。

遊び仲間は楽しいことが多いので喧嘩をすることも少ないですが、仕事上では喧嘩をしなければいけない場面もでてくることがあります。

そんな時は、今までの友人関係までも壊れてしまうことがあります。

このようにリファラルリクルーティングでの転職は、お互いによく知っているが上のデメリットというものが出てくるのですね。

メリットとデメリットをよく比較しましょう

リファラルリクルーティングでの転職におけるメリットとデメリットを述べてきましたが、これらをよく比較して転職を判断する必要がありますね。

最近は日本の企業でも、リファラルリクルーティングが増えてきています。

採用する企業側からすると、基本的にはメリットが大きい制度となっていますからね。

もちろん転職する私たちからしてもメリットは大きいです。

転職をしたいと考えた時に、知人や友人からリファラルリクルーティングの誘いを受けるような人材になるよう、日々努力したいですね。

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