転職・再就職をするときは、求人票を見て労働条件や給与を判断しますよね。

しかしブラック企業は、この求人票に嘘やあいまいな記載をしていることが珍しくありません。

ブラック企業の求人詐欺に騙されることなく、ホワイト企業に転職・再就職するには、そのウソを見抜く必要があります。

そんなブラック企業の求人票の嘘の見分け方についてみていきましょう。

ブラック企業の求人票の嘘の見分け方

ブラック企業の求人票の嘘を見抜くことはとても大事です。

ブラック企業に騙されずに、ホワイト企業に転職・再就職する方法を見ていきます。
 

  • ブラック企業の求人票にありがちな嘘・詐欺コピー
  • ハローワークの求人票は嘘だらけ
  • 転職サイト・転職エージェントを利用する

ブラック企業の求人票にありがちな嘘

まずは、ブラック企業の求人票によくある詐欺求人コピーについてみていきましょう。

このような求人票・求人コピーは要注意です。

給与について

まずは給与欄の嘘に注意しなければいけません。

相場より高い給料

一般的な給料の相場というものがありますよね。

業種によって違いがありますが、この相場よりも高い給料はまず注意が必要です。

相場が30万円程度なのに、50万円などと記載されていたらまずは疑ってみましょう。

給料を高く記載しておくと、やはり人が集まりやすくなります。

あまりに高い給料には注意しておきましょう。

幅のある給料

「20万円~40万円(能力により優遇)」などと記載された給与欄があります。

幅のある給料はよくあるのですが、どのようなときにその給料が支給されるかを確認したいです。

人間はどうしてもいい給料のほうを見がちです。

上記の例だと40万円ですね。

しかし企業側は、最も下の20万円を基準に考えていることが多いです。

幅のある給料・カッコで追加された記載事項には注意しておきましょう。

残業について

固定残業代(みなし残業)

給与の欄に月給30万円(固定残業代を含む)と記載されていることがあります。

これは、みなし残業制度とも呼ばれているものですね。

この記載の仕方だと、何時間分の残業代が含まれているのかわからないですよね。

定時の基本給がはっきりと記載されていない求人票は、ブラック企業の疑いがあります。

ひょっとすると100時間分の残業代が含まれているのかもしれません。

あいまいな記載のある給与欄には、注意が必要です。(明示されていないと本来は違法です)

もし「20時間分の残業手当を含む」と時間が明示されて記載されていても、その時間以上の残業代がきちんと支払われるのか確認することが必要ですね。

明示されたみなし残業も注意が必要

固定残業代(みなし残業)の記載はかなりやばいです。

給料の中に月○○時間までの残業代が含まれているので、残業代は支払いませんという宣言のようなものです。

しかもブラック企業は、この月○○時間を超えた残業代も支払わないというケースが多いのが現実です。

とにかく社員に、残業代なしでとことん働かせる気が満々なのですね。

固定残業代(みなし残業)制度の求人票は、要注意です。

もしみなし残業の時間が明示されていても、守られるかどうかは別問題なので、注意する必要があります。

残業代の記載がない

そもそも求人票に、残業代(時間外手当)の記載がない時は注意が必要です。

ホワイト企業の多くは、きちんと残業代についても明記しています。

残業代について全く記載がない求人票は、疑ってみる必要がありますね。

固定残業代(みなし残業)ではなく、別途残業手当が支払われることを明示している求人票のほうが誠実と言えますね。

休日について

週休2日制

週休2日制と記載されていると、「週に2日間休日がある」と思いがちですよね。

しかし、週休2日制の記載には注意が必要です。

本当に週に2日間休日があるなら、「完全週休2日制」と記載されているはずです。

週休2日制の意味は、1ヶ月のうちに2日休める週があるということにすぎません。

この「完全」の文字があるかどうかで意味合いが大きく違ってきますので、注意してください。

年間休日の記載がない

年間休日120日・年間休日105日という記載をよく見ます。

企業の年間休日数は、平均で105日前後なので、105日の年間休日を目安にしましょう。

もし年間休日の日数の記載がない求人票を見たら、ブラック企業の疑いがあります。

本当に社員に休日を与える気持ちがあるのなら、しっかりと記載しておくはずですからね。

そもそも大嘘の可能性も

ブラック企業は嘘をつく

記載されている給与・残業代・休日日数などが、そもそも嘘である可能性もあります。

見栄えのいい求人票を作るために、ブラック企業は嘘をつくのですね。

求人票の嘘は、面接で判断する必要があります。

ただ、面接で労働条件について細かく質問するのは、しにくいものです。

しかしこの労働条件や給与は非常に重要な事項なので、内定をもらった後にきちんと確認しておきましょう。

ネットで評判・口コミを調べる

また、ネットで企業の評判・口コミを調べることも大事です。

自分で待っている受け身の姿勢では、ブラック企業かどうかを見分けることは難しいです。

積極的にネットを使って、企業の評判・口コミを調べてくださいね。

ハローワークの求人票は嘘だらけ

転職・再就職をするとき、ハローワークを利用している方は多いです。

しかし、ハローワークの求人票は嘘だらけということをまず覚えておいてください。

ハローワークに求人募集を出すのに、お金は必要ありません。

無料で求人募集ができてしまいます。

その結果、たくさんのブラック企業がハローワークの求人募集の中に潜んでいます。

特にいつ見ても求人募集をしている企業は、注意が必要です。

離職者が多いために、常に求人募集をしている可能性があるのですね。

ハローワークはお手軽に利用できるので便利ですが、ブラック企業に遭遇する可能性も高いということを忘れないでください。

転職サイト・転職エージェントを利用する

ではハローワーク以外に、どこで転職先・再就職先を探せばいいのでしょうか。

今はネットで転職活動をするのが、最もいい方法になっています。

転職サイトを利用する

「リクナビネクスト」や「マイナビ転職」などの大手転職サイトを、スマホで簡単に利用することができます。

これら転職サイトは、ハローワークよりも掲載基準が厳しいです。

サイトの信用にかかわるので、できるだけ求人票で嘘をつくようなブラック企業を排除しようと努力しています。

転職活動をするときは、まず「リクナビネクスト」や「マイナビ転職」などの大手転職サイトに登録をしましょう。

無料で簡単に登録できるので、必ず利用してください。

転職エージェントはとても便利

本気で転職・再就職をするなら、「リクルートエージェント」などの転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職のプロであるエージェントが、あなた自身と相談を繰り返しながら、転職活動をサポートしてくれます。

エージェントはそれぞれ企業とつながりがあり、そのパイプでたくさんの非公開求人を抱えています。

ハローワークではなかなか見ることのできない、一流企業への応募も可能です。

「転職したいけど面倒くさい」というような方は、ぜひ転職エージェントを利用してください。

ハローワークの求人票に騙されて、ブラック企業に入社することのないように、「転職サイト」や「転職エージェント」を上手に使ってくださいね。

ぜひ、ホワイト企業への入社を勝ち取ってください。

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