「事務職で入社したのに介護職をやらされる・・・」

入社したのちに採用職種と違う職種に配属されてしまい、悩んでいる方は多いですよね。

周囲の人に相談すると「よくある話だよ」と言われてしまうこともありますが、本人にとってはよくある話で済ますことは難しいです。

今回体験談を寄せてくれた「のんのん」さんも、医療法人の老人保健施設に事務職として採用されたのに、介護職として勤務するように命じられました。

そんな「のんのん」さんが、事務職で採用されたのに介護職として勤務させられた医療法人の老人保健施設を辞めて転職した体験談をご覧ください。

事務職で採用されたのに介護職に!老人保健施設を辞めて転職した体験談

  • 事務職で入社したはずが介護職に
  • 騙されて入社したことに気付く
  • 事務職に戻れないので見切りをつけ退職へ
  • 不景気で事務職としては転職できず
  • ブラック企業から抜け出すための行動を起こすべき

事務職で入社したはずが介護職に

39歳の女性ののんのんです。

23歳の時に地元にある医療法人に入社し、そこが経営する老人保健施設に勤務することになりました。

最初の契約では主に事務職をして、時々介護職としてお手伝いに入るという説明を受けました。

そのため、最初の研修として約1か月間は介護職をメインにするということになりました。

しかし、それから1か月経過しても2か月経過しても事務職の方に入れてもらえませんでした。

その時に、この医療法人がブラック企業ではないかと感じるようになりました。

騙されて入社したことに気付く

最初は1か月間だけだと言われていた介護職の研修が、2か月目以降も続いた時におかしいと思って上司に尋ねました。

すると上司は、「介護職の人数が足りないから、当面は勤務時間全てを介護の手伝いとして勤務してほしい。新たに介護職員が入ったら、すぐに事務職に戻ってもらうという。」説明を受けました。

しかしながら、その後新たに3人ほどの介護職員が入ってきても事務職に戻れる様子がありませんでした。

しかも知らない間に、新たな事務職を雇っていたのです。

そのようなことから、採用の時点で私を騙して介護職員として就職させ、人員不足を補おうとしていたのだと感じました。

こんな嘘の契約をされた上に給料も介護職の手伝いということで、本来の介護職や事務職よりも安い給料しか支払われていませんでした。

このような理由から、私はこの医療法人を退職することにしました。

上司に退職を伝えたところ、もう両方の職種も人員を満たしているということで、すぐに認められて退職することになりました。

事務職に戻れないので見切りをつけ退職へ

退職する前は不景気で、私のような20代前半の人でも転職先が見つかりにくい時代でした。

当時の私は、「このまま働き続けていれば事務職に戻れるかもしれない」と少しばかり期待していました。

しかしながら新たな事務職を雇っているということで、「これ以上私がここにいても事務職に戻れないだろう」と思ったことから見切りをつける決心をしました。

決心をすると、それまで「退職しようかどうか」と夜も寝られないくらい迷っていてもやもやしていた気分もすぐに晴れて、退職を伝えることができました。

不景気で事務職としては転職できず

その医療法人を退職してからは、不景気ではありましたが最初は事務職になりたかったことから、再び事務職を目指して就職活動をしました。

しかしながら前職が実質上介護職ということになってしまい、経験者を求めがちで応募者も多い事務職に採用されることはありませんでした。

そしてちょうどその頃に、知人で訪問介護の仕事をしているという人が私を誘ってくれました。

他の職員が体調不良や事故で休職中ということですぐにでも採用したいと言われた上に、給料も前職場よりもはるかにいい給料を提示されたことから、結局は介護職として再就職することにしました。

ブラック企業から抜け出すための行動を起こすべき

現在は景気がよくどこも人手不足です。

私の時代と違い再就職がしやすい環境となっています。

少しでもブラック企業だと感じて働きづらさを感じたら、転職することを視野に入れてひそかに活動することをおすすめします。

ブラック企業に長年勤めると、心身ともに体調を悪くすることもあります。

少しでもいいと思われる転職先を見つけたら、それがたとえ在職中であっても、履歴書を送ったり面接を受けに行くなどするといいです。

できるだけ早く、ブラック企業から抜け出すための行動を起こすべきだと思っています。

管理人の一言

採用職種と違う職種で勤務させられるということは、珍しいことではありません。

技術職で採用されたのに営業職の勤務を命じられたり、「のんのん」さんのように事務職で採用されたのに、介護職での勤務を命じられることもあります。

職種限定の契約で入社したときは、採用職種と違う職種で勤務させられることは違法の可能性があります。

しかし職種限定の契約でないのなら、会社内での異動は違法ではありません。

ただ働く側からすると、採用された職種と違う職種で働かされるのは納得いきませんよね。

もし納得いかないのなら、最終的には「のんのん」さんのように会社を辞めて転職するしかないでしょう。

現在の職種で働き続けても将来が見えないと感じるのなら、いっそ早いうちに転職をするのも一つの方法になりますね。

今は景気が回復してきて人手不足の企業が多いので、転職することは難しくありません。

働きながら転職活動をすることも、「リクナビNEXT」などの転職サイトを利用すれば十分に可能です。

「のんのん」さんも自らの経験から、働きづらさを感じたら転職することを視野に入れてひそかに活動することをおすすめしています。

今の自分、将来の自分に不安があるのなら、まずは転職活動をしてみてください。

そうすれば、いろいろなことが見えてくるはずです。

転職活動をして、ぜひ自分の視野を広めてくださいね。

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