リクナビNEXTなどの転職サイトに登録をすると、企業からスカウトメール(オファーメール)が送られてきます。
「おっ、企業からスカウトされた!ヘッドハンティングか?」
などと、最初はちょっと驚いてしまいますよね。
しかしこのスカウトメールの企業に応募してみると、書類選考で落とされて不採用にされてしまうこともあります。
「向こうからスカウトしてきたのに、なんで書類選考で落とされなきゃらないの???」
と疑問と不満を抱く方も少なくありません。
実は大きく分けてスカウトメールには、
- 「ただのダイレクトメールのようなもの」(例・オープンオファー)
- 「企業が本気でスカウトしてきているもの」(例・プライベートオファー)
の2種類があります。
このスカウトメールの違いを知っておくと、転職サイトを有効に活用できるので、ぜひきちんと違いを認識しておきましょう。
本気のスカウトメール以外は意味がない
スカウトメールの仕組み
まずは、スカウトメールの仕組みについてきちんと知っておく必要があります。
スカウトメールには、大きく分けて「本気のスカウトメール」と「偽物のスカウトメール」の2種類があります。
本気のスカウトメール
「本気のスカウトメール」とは、企業が実際に登録者のレジュメ(職歴など)を見て「この人をスカウトしたい」と考えた上で送られてくるメールのことです。
「本気のスカウトメール」は、プライベートオファーと呼ばれることもあります。
偽物のスカウトメール
「偽物のスカウトメール」とは、一定の条件に当てはまった登録者に機械的に送られてくるDM(ダイレクトメール)のようなメールのことです。
「偽物のスカウトメール」は、オープンオファーと呼ばれることもあります。
この「偽物のスカウトメール」は、正直なところほとんど意味がありません。
「スカウトメールが来たので応募したら、書類選考で落とされた!」
というのは、この「偽物のスカウトメール」だったからなのです。
残念ながら転職サイトに登録して送られてくるスカウトメールの多くは、この「偽物のスカウトメール」です。
おおよそ8割方は、ただのダイレクトメールのようなものといってもいいでしょう。
まずは、スカウトメールには「本気のスカウトメール」と「偽物のスカウトメール」の2種類があるということを覚えておいてくださいね。
「偽物のスカウトメール」は無視してもOKです
DMのような「偽物のスカウトメール」が送られてきても、無視して構いません。
機械的に条件に当てはまった登録者に一斉送信しているだけなので、応募してもほとんど意味はないです。
重要なのは、企業が直接送ってくる「本気のスカウトメール」です。
この「本気のスカウトメール」は、面接確約などの一次面接からスタートすることのできる貴重なものです。
「本気のスカウトメール」を有効活用することで、転職が成功する確率をグンとアップさせることができます。
転職サイトによってスカウトメールの呼び名が違う
リクナビNEXT、マイナビ転職、DODAなど、いろいろな転職サイトがあります。
このそれぞれの転職サイトによって、「本気のスカウトメール」と「偽物のスカウトメール」の呼び名・呼び方が違っています。
ややこしいですね。
この辺りが、スカウトメールを分かりにくくしている一因になっています。
リクナビNEXTの場合
例えばリクナビNEXTのスカウトメールには、
- プライベートオファー
- オープンオファー
- 興味通知オファー
の3種類があります。
この中で「本気のスカウトメール」は、プライベートオファーになります。
オープンオファーは、機械的に送られてくる「偽物のスカウトメール」なので、基本的に無視してもかまいません。
興味通知オファーは、プライベートオファーとオープンオファーの間のスカウトメールだと考えてください。
リクナビNEXTの場合、「プライベートオファー」「興味通知オファー」「オープンオファー」と、スカウトメールにしっかりと名称が記載されています。
「オープンオファー」は無視して、「プライベートオファー」と「興味通知オファー」にはしっかりと対応しましょう。
マイナビ転職の場合
マイナビ転職のスカウトメールについても見ていきましょう。
マイナビ転職のスカウトメールには、
- 特別オファー
- 気になるメール
- 求人告知メール
の3種類があります。
リクナビNEXT比較して考えてみると、
- 特別オファー ≒ プライベートオファー
- 気になるメール ≒ 興味通知オファー
- 求人告知メール ≒ オープンオファー
と考えればいいでしょう。
全く同じというわけではないのですが、大まかには上記のように考えてください。
このように「リクナビNEXT」・「マイナビ転職」などそれぞれの転職サイトによって、スカウトメール(オファーメール)はその呼び名が違っています。
その他転職サイトでは、また別の呼び名になっています。
ややこしいこと、この上ありませんね。
このスカウトメールの違いがわからずに、転職サイトを利用している方も実際に多いです。
スカウトメールの違いをしっかりと知っておくことで、転職活動を効率よく行うことができます。
みなさんはスカウトメールの違いをよく知って、他の転職希望者よりも上手に転職活動をしてくださいね。
面接に言及のあるスカウトメールを見逃さないようにしましょう
スカウトメールを判断するときに、面接に言及しているかどうかで企業の本気度がわかります。
- 「面接確約」
- 「面接保障」
- 「書類選考免除」
- 「一次面接免除」
これらの文言がスカウトメールに記載されていたなら、かなり本気度が高いと考えていいでしょう。
実はスカウトメールを登録者に送るには、企業側がお金を支払う必要があります。
しかも100万円といったかなり大きな額を支払う必要があるので、企業側もかなり本気度が高いのですね。
リクナビNEXTで「プライベートオファー」や「興味通知オファー」が送られてきて、面接に言及があった場合はかなりチャンスが大きいです。
面接確約のスカウトメールを有効に活用しましょう。
転職エージェントからプライベートオファーが送られてくることもある
リクナビNEXTのプライベートオファー、マイナビ転職の特別オファーが転職エージェントから送られてくることがあります。
「えっ、プライベートオファーは企業から直接送られてくるのではないの?」
と感じた方もいるかもしれません。
実はプライベートオファーは、
- 企業から直接送られてくる
- 転職エージェントから送られてくる
といった2つのケースがあるのです。
企業から直接送られてくるプライベートオファーは、かなり本気度が高い価値のあるスカウトメールです。
一方の転職エージェントから送られてくるプライベートオファーの価値は、どの程度高いものなのでしょうか。
転職エージェントからのプライベートオファー
転職エージェントからのプライベートオファーは、それなりに価値があります。
ただ正直なところ、転職エージェントからのプライベートオファーに応じるのなら、最初から転職エージェントサイトを利用したほうがいいです。
転職エージェントからのプライベートオファーは、価値の高いものからオープンオファーと変わらないようなものまで様々です。
そんな見極めが難しいオファーを取捨選択するのなら、最初から転職エージェントサイトを利用したほうがいいですよね。
例えば最初から「リクルートエージェント」を利用していれば、始めからエージェントと相談しながら転職活動ができます。
自分の希望に合った質のいい非公開求人も紹介してもらえますし、応募手続きも代行してくれます。
どうせ転職エージェントを利用するなら、こちらのほうが便利です。
- 企業から直接送られてくるプライベートオファーを上手に利用する
- 転職エージェントサイトを上手に利用する
この二つをうまく活用することで、転職を成功させる確立をアップさせることができるのですね。
転職サイトと転職エージェントをうまく併用して、転職を成功させましょう。
まとめ
- 転職サイトから届く「オープンオファー」は無視してもよし!
- 転職サイトの転職エージェントから届く「プライベートオファー」も無視してもよし!
- 転職サイトで企業から直接届く「プライベートオファー」は価値が高いので大事にすべし!
- 転職サイトと転職エージェントサイトをうまく併用すべし!
面接確約と記載された「プライベートオファー」はとても価値が高いです。
スカウトメールを見るときは、「面接確約」など面接に関する文言があるかどうかをよくチェックしてくださいね。