会社を辞めたいと考えている方は多いと思います。
しかし40歳以上の転職は、やはりなかなか厳しいです。
転職をするなら30代のほうが成功しやすいですし、さらに若い20代での転職がより望ましいです。
2018年1月に内閣府が発表した「日本経済2017-2018」白書によっても、そのことが顕著に表れています。
今回は、転職で年収アップするために必要なことについて調査していきます。
転職により賃金が上がる人の特徴は何か
- 転職で年収アップするために必要なこと
年収アップの意識を持って転職活動をすること
できるだけ若い年代で転職をすること
転職をする目的は様々です。
「給料アップ」
「キャリアアップ」
「自分のやりたい仕事がしたい」
「ブラック企業からの脱出」
などいろいろあります。
内閣府が発表した「日本経済2017-2018」白書では、転職に関するいろいろな統計が掲載されています。
その中でも今回は、「転職により賃金が上がる人の特徴は何か」という項目に注目してみます。
- 収入が離職理由のとき転職後の給料はアップする
- 40代以上の転職では給料がダウンする傾向がある
- 若ければ若いほど給料がアップする傾向がある
収入が離職理由のとき転職後の給料はアップする
「日本経済2017-2018」白書の、一般労働者から一般労働者へ転職したケースの統計を見てみます。
いわゆる正社員から正社員としての転職のことですね。
皆さんの転職したいと考える理由は何ですか?
もし給料アップ・年収アップのために転職したいと考えているならば、その意思を明確にする必要があります。
今回の統計によると「転職理由」によって、転職後の収入に大きな差が出てきていることがよくわかります。
収入が少ないことを理由に前職を辞めて転職した場合、賃金上昇率が非常に高くなっています。
10年前と比較してみると、その係数は2.8倍にもアップしています。
「人間関係」や「労働条件」・「仕事内容」が離職理由の場合、残念ながら転職後の給料はダウンする傾向にあります。
「会社の将来」・「能力・資格」が離職理由の場合、ややアップする傾向です。
こう考えると、やはり「給料アップ」「能力・資格」などの前向きな理由での転職は、給料がアップしやすいです。
このように離職理由によって転職後の給料が変わるということは、しっかりとした意思をもって離職する必要があるということです。
なんとなく転職するのでは、給料アップは望めません。
また人間関係などマイナスな理由での転職でも、給料アップは難しくなります。
「給料がもっと欲しい」と考えて今の会社を辞めるときは、しっかりとしたキャリアアップの意志をもって離職し、その後に転職活動をしましょう。
強い意志を持つことによって、行動に違いが出てきます。
なんとなく転職をすることは、やめておきましょう。
40代以上の転職では給料がダウンする傾向がある
ここ数年は景気回復の影響により、転職がしやすい状況となっています。
人手不足が続いていおり、売り手市場となっているのですね。
そのおかげもあり、全体的に転職により給料がアップしやすい環境が作られています。
しかし、40代以上での転職は、給料アップがなかなか難しいことが、統計によってもわかります。
この人手不足の転職市場でも、40代以上の転職では、給料がダウンする確率が高くなっています。
30代での転職を見てみると、現在は給料がアップする傾向が強いです。
こう考えると、やはり転職は30代までにするということが、給料アップのためには必要になってきそうです。
逆に考えると、30代で転職することは、まだまだ給料がアップする可能性が高いということです。
30代の方で転職をしようか迷っている方は、売り手市場の今こそが転職のチャンスといえるのではないでしょうか。
若ければ若いほど給料がアップする傾向がある
- 若ければ若いほど給料がアップする傾向
20代は転職で給料アップの確率が上がる
第二新卒は転職のチャンス
20代は転職で給料アップの確率が上がる
30代での転職と比較しても、全体的に20代での転職のほうがより給料がアップする確率が高くなっています。
やはり若さというものは、転職市場では大きな武器になるのですね。
20代での転職には、新卒入社3年以内の人たちの転職も含まれています。
今は新卒入社3年目以内に離職する割合が、30%にも達する時代です。
なんとなく新卒3年以内の転職は、マイナスイメージを持ってしまいがちです。
しかし、この人たちの転職も含めて20代では給料がアップする傾向が強いので、やはり若いうちの転職は有利になるということですね。
第二新卒は転職のチャンス
上で述べた新卒3年以内での転職者を、第二新卒者と呼びます。
新卒に近い人たちということで、第二新卒という名前がついているのですね。
この第二新卒者は、一般の転職者たちとは違い、第二新卒者という特別の枠で転職することができます。
新卒3年以内の離職者が30%にも達する現在では、この第二新卒者を採用していくことが、企業にとっても重要になってくるのですね。
第二新卒者は、今までの仕事の実績よりも、将来性をもとに採用されるケースがほとんどです。
いってみれば、大学の時の新卒での就職と同じような感じですね。
将来性を期待されて採用されるということは、「自分が希望する企業」に転職するチャンスが大きくなるということです。
将来性はなかなか判断しにくいので、積極的に自己アピールできればチャンスがあります。
新卒入社3年以内であっても、十分に転職を成功させるチャンスはありますので、ぜひチャレンジしてください。
チャレンジしないと、現状は何も変えることができません。
チャレンジして、自分の未来を切り開きましょう。