「適職診断は対策したほうがいい、いやしないほうがいい」
適職診断は自分自身に適した職業を診断するというのが本来の目的です。
その本来の目的から考えると、適職診断の対策をするというのは間違った方法になりますよね。
しかし企業が採用の際に利用するSPI検査などの適職診断は、その得点によって足切りされてしまうことも事実です。
ではどうすればいいのでしょうか。
SPIなどは対策をしたほうがいい
「SPI」など企業が採用の基準・目安として利用している適職診断は、その対策をしたほうがいいでしょう。
正直に何の対策もせずにSPIに臨んで、その結果足切りされて不合格になってしまうと、ただただもったいないです。
一方、「一般職業適性検査(GATB)」や「R-CAP」など、企業が利用していない純粋に自分に合う職業を見つけたいために受検する適職診断は、対策をする必要は全くありませんよね。
このように、企業が採用に利用している「SPI」などの適職診断は、きちんと対策したうえで受検をすることが必要となります。
適職診断の対策方法
「SPI」などの適職診断・適性検査は、就職や転職をする際の指針となっているため、その対応策を練っておきたいです。
それではどのような対策をすればいいのでしょうか。
慣れることが大事
まず最も重要なことは、適職診断・適性検査に慣れておくということです。
たとえば「SPI」では、国語や算数といった簡単な問題で能力適性検査を行います。
この能力適性検査などは、何度も練習し慣れておくことで、かなり的確な答えを出すことができるでしょう。
やはり人間なので初めてトライする問題は難しく感じてしまいます。
何度か練習して慣れておくだけで、緊張もなくきちんと自分の実力が発揮できるでしょう。
時間制限に注意
SPIの能力適性検査などは、かなり多くの問題が出題されます。
その多くの問題を次から次へとといていかなければならないので、慣れておかないとかなり時間が割かれてしまいます。
本屋の就職コーナーなどにたくさんのSPI検査の問題集が発売されていますので、出題パターンや出題の傾向、回答の導き出し方などを練習しておきましょう。
どれくらいのペースで回答をすれば制限時間内に終えることができるのかということを知っておくことは大事なことです。
性格適性検査は対策しなくてもよし
SPIなどの性格適性検査の対策方法ですが、これは性格を判定するための検査ですので、対策をする必要は特にありません。
中途半端な対策をして、恣意的に検査内容を誘導してしまうと、各問いの間のつじつまが合わなくなることがあります。
性格適性検査は、文字通り性格を判断するものですから、基本的にこれで合否が決まるというものではないので、素直に答えることが一番でしょう。
ただ、あまりに極端すぎる回答をするということだけは避けたほうがいいです。
「この人を採用するとトラブルを起こしそうだな」と思われるのはマイナスイメージとなってしまいますからね。