「新卒で入社した会社を早期離職したいけど、その後が心配・・・」
新卒入社して、自分の考えていた理想と程遠い毎日が続くと、入社早々に会社を辞めたいという気持ちでいっぱいになります。
私は早期離職が悪いことだとは思いません。
むしろ30代で転職するぐらいなら、20代前半で早期離職したほうがいいと考えています。
早期離職にはメリット・デメリットの双方があります。
そのメリットとデメリットをよく比較して最良の方法を選択し、その後の人生を成功させましょう。
早期離職のその後。第二新卒なら大手企業へ転職も可能!
早期離職とは、企業に就職・転職してから数年以内の早い時期に会社を辞めることです。
現在は新卒入社して3年以内に会社を辞める「3年以内離職率」が、30%にも達しています。
1年以内で見てみても、約10%が辞めてしまう時代です。
新卒入社して早期離職すること自体が、珍しくない世の中になっているのですね。
では早期離職したその後に、どうすれば人生をうまく進めていけるのでしょうか。
早期離職のメリットとデメリット
まずは早期離職をした時の、メリットとデメリットを見ていきましょう。
メリットとデメリットを知ることで、早期離職したその後の対策を考えることができます。
デメリットから見ていきますね。
早期離職のデメリット
無職になる
早期離職してしまったときの最大のデメリットは、無職になってしまうということです。
無職になるということは、当然ですが収入がゼロになるということです。
もちろん無収入の状態はよくないので転職活動をすることになりますが、転職先はすぐに見つかるわけではありません。
早くても1ヶ月、平均すると3か月~6か月程度は転職活動をする必要があるでしょう。
この無職になるということは、やはり早期退職したときのデメリットになってしまいますね。
対策)在職中に転職活動を始めましょう
この無職になることへの対策方法としては、在職中に転職活動をすることでデメリットが解消されます。
会社を辞めてから転職活動をするので、無職の期間ができてしまいます。
それならば、会社で働きながらまずは転職活動をしてしまえばいいのです。
リクナビNEXTやリクルートエージェントなどを上手に利用すれば、忙しくても働きながら転職活動はできます。
早期離職したいと考えたのなら、まずは転職活動を始めましょう。
在職中の転職活動は、違法でもなんでもありません。
今の会社で働きながら転職活動をしても、全く問題はないということです。
但し業務時間中は転職サイトを見たりすることなく、仕事に集中してくださいね。
失業保険がもらえないことも
新卒入社して1年以内に会社を辞めてしまうと、失業保険をもらうことができません。
失業保険をもらうためには、1年(12か月)以上雇用保険に加入していることが条件になっているのですね。
もし早期離職してしばらくは失業保険をもらいながらゆっくりしようと考えている方は、雇用保険に1年以上加入しているかどうかをチェックしておいてください。
対策)失業保険をあてにしなければ大丈夫
もし失業保険の受給資格がなくとも、そもそも失業保険をあてにしていなければ問題はないですよね。
早期離職するときは、先に述べたように在職中に転職活動を始めることがおすすめです。
理想は内定をもらってから今の会社を早期離職することですが、働きながらある程度転職活動を進めておくだけでも、その後の転職活動がとても順調に進んでいきます。
転職活動をしていろいろな企業を調べることは、自分の視野を広げる意味でも役に立ちますよ。
失業保険は、申請をしてすぐに受給されるわけではありません。
受給資格があっても、自己都合退職の場合の受給開始時期は約3か月後からです。
失業保険をあてにするのではなく、まずは転職活動をしたほうがいいですね。
我慢できない人と思われてしまう
早期離職してしまうと「すぐに会社を辞めてしまう人」「我慢できない人」というレッテルを貼られてしまう可能性があります。
残念ながらまだまだ日本では、「転職=我慢できない人」というイメージは根強いです。
あなた自身も、「こんなすぐに会社を辞めて転職できるの?」という不安を持っているのではないでしょうか。
この「すぐに会社を辞めてしまう人」「我慢できない人」と思われてしまうことは、早期離職したときのデメリットになってしまいますね。
対策)思っているほどデメリットにはならない
今の日本社会では新卒1年で10%が、新卒3年で30%が離職してしまう時代です。
企業側としてもこの離職率は悩みの種で、新卒だけでは若年層の社員の割合が少なくなってしまうので、第二新卒として社員を補充しています。
今は大手企業でさえも、第二新卒で多くの社員を採用しています。
第二新卒で転職活動をしている人は、ほぼ全員が新卒3年以内で早期離職した人ばかりです。
言ってみれば、「すぐに会社を辞めてしまう人」「我慢できない人」というレッテルを貼られている人ばかりなのですね。
全員がそうなのですからこのレッテルは、マイナスイメージ・デメリットとして転職活動にはそれほど影響しません。
面接でいかに自分自身をアピールすることができるかで、全く問題なくリカバリーできます。
「こんなすぐに会社を辞めて転職できるの?」と不安がらずに、どんどん自分をアピールして第二新卒として転職を成功させましょう。
第二新卒での転職では、これまでの実績よりも将来性が重要視されます。
面接では自分の強みや自己アピールをしっかりとしましょう。
早期離職のメリット
早期離職のデメリットは、しっかりと対策すればリカバリーできることがお分かりになられたと思います。
では次に、早期離職することで得られるメリットについてみていきましょう。
新しい人生を切り開いていける
早期離職したい理由はそれぞれあると思います。
- 「もっと他にやりたい仕事がある」
- 「今の仕事が自分に合わない」
- 「ブラック企業に入社してしまった」
- 「上司のパワハラがひどく社風が合わない」
- 「給料が安すぎる」
- 「毎日の残業でクタクタ」
早期離職をして転職に成功すれば、これらの不満が解消されることになります。
もちろん100%すべての不満が解決するわけではありません。
しかし現状よりも、より良い環境で仕事ができる可能性は高くなるでしょう。
早期離職しようかどうか迷っているときは、以下のことを考えてください。
- 「今の仕事を続けて明るい未来が見えるかどうか?」
もしいくら考えても将来が見通せないのなら、早期離職をして新しい人生を切り開いたほうがいいです。
早期離職をすれば、新しい人生を切り開いていける可能性があります。
ただいきなり決断・覚悟決めることは難しいので、まずはリクナビNEXTなどの転職サイトで、いろいろな企業を調べることを始めてみてください。
いろいろな企業を検索してみていると、自分の知らなかった企業がたくさんあることに気が付くはずです。
転職活動をして「視野が広がった」と感じている方はとても多いです。
自分の知らない世界を知ることは今後の人生にも役立ちますので、まずは視野を広げることから始めてくださいね。
第二新卒として転職できる
新卒3年以内に早期離職すると、第二新卒として転職することが可能です。
先ほども述べたように、第二新卒で転職活動している人は全員が早期離職をした人たちです。
言うならば、ライバルは同じ立場の人たちになるのですね。
もし第二新卒以外で転職をするなら、ライバルはたくさんの経験を積んだ働き盛りの30代の人たちになります。
これはどう考えても不利になってしまいます。
早期離職の最大のメリットは、第二新卒として転職活動ができることです。
新卒入社して5年目などの中途半端な時期での転職は、競争がかなり厳しく苦戦することが予想されます。
第二新卒という最大のメリットを上手に活用して、転職を成功させましょう。
大手企業へ転職できることも
今は大手企業も第二新卒者を採用する時代になりました。
新卒で希望していたけど採用されなかった大手企業に、第二新卒として入社するというケースもあります。
リクナビNEXTなどの転職サイトを見てもらえばわかるように、大手企業も第二新卒者を実際に採用しています。
今の会社で働きながらの転職活動は、ノーリスクで大手企業に転職できるチャンスでもあるのです。
もしいい転職先がなければ、今の会社で働き続けるということもできますからね。
まずは、働きながら在職中に転職活動を始めてください。
リクナビNEXTなら、自分の名前などの個人情報が会社にばれる心配もありません。
自分のペースで転職活動を進めることができるので、まずは登録をしていろいろな企業を調べることから始めましょう。
本気で転職活動をするなら転職エージェントも併用しましょう
リクナビNEXTで転職活動を始めて、本気で転職を決意したときは「転職エージェント」を併用するといいです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントなどの転職エージェントサイトに登録をすると、自分専用のエージェント(キャリアアドバイザー)が専任で付いてくれます。
早期離職をして第二新卒での転職でももちろんOKです。
転職エージェント(キャリアアドバイザー)に希望の条件を言っておくと、その条件に合った転職先を非公開求人の中から紹介してくれます。
非公開求人の中には質のいい大手企業なども多いので、ぜひたくさん相談していろいろな企業を紹介してもらいましょう。
企業への応募手続きなども代行してくれるので、今の仕事が忙しい人でも転職活動を進めることが可能です。
転職サイトと転職エージェントをうまく併用して、第二新卒での転職を成功させましょう。