企業内会計士へ転職する公認会計士の方が増えています。
日本には約3万人の公認会計士がいますが、年間500人もの会計士が監査法人から一般企業へ転職しています。
特に若い年代の公認会計士が企業内会計士へ転職するパターンが多くなっています。
この企業内会計士への転職を成功させるためには、どうすればいいでしょうか。
企業内会計士への転職を成功させる方法
- 企業内会計士への転職を成功させる方法
転職エージェントを利用すること
もし企業から転職の誘いがあれば、その誘いを受けて企業内会計士として転職することが一番簡単で成功しやすい方法です。
しかしながら、すべての方がヘッドハンティングされるわけではありませんよね。
ほとんどの方は、自分から何か行動そして、企業内会計士への道を切り開かなければなりません。
転職エージェントを有効に利用する
企業内会計士への転職を成功させる方法指せるベストの方法は、転職エージェントを利用することです。
公認会計士という看板があるのですから、一般の転職サイトを利用する必要はありません。
転職エージェントを活用することで、転職を成功させることができるはずです。
企業内会計士への転職を成功させるための転職エージェントの使い方
それでは具体的に、どのようにして転職エージェントを活用すればいいのか見ていきましょう。
複数の転職エージェントサイトを使う
転職エージェントサイトに登録すると、自分を担当してくれるエージェントが付きます。
この担当のエージェントが優秀な方ならいいのですが、実は個人差が結構あるんですよね。
もしあまり優秀でないエージェントが担当者になってしまうと、自分の転職が失敗に終わってしまう可能性もあります。
エージェントはそれぞれ顧客の企業を抱えており、それぞれ非公開求人などを持っています。
エージェントの当たりはずれによって、転職の成功が左右されてしまうという現実があるのです。
当然ですが、もしはずれのエージェントに当たったときのために、リスクヘッジをしておく必要があります。
リスクヘッジの方法としては、複数の転職エージェントサイトを同時に利用するという方法があります。
最低でも2つ、できれば3つぐらいの転職エージェントサイトを利用することで、転職失敗のリスクを減らすことができますね。
自分の希望をしっかりとエージェントに伝える
企業内会計士になろうと思った動機・理由がありますよね。
「安定した生活」
「現在よりも収入アップ」
「将来の独立を視野に入れて」
「企業内での出世」
その理由はいろいろあるでしょう。
この理由から導き出される自分が転職先の企業に求める条件を、エージェントにはしっかりと伝えておきましょう。
エージェントに遠慮をして、ぼんやりと希望の条件を伝えておいてはいけません。
はっきりと「○○という条件でお願いします」と伝えましょう。
転職した後に「こんなはずじゃなかった」と思わないように、しっかりと自分の未来を想像して転職に臨みましょう。
エージェントにたくさん質問・相談をする
エージェントに、たくさんの質問や相談をすることも大事になってきます。
先に述べたように、エージェントの実力によって転職が成功するかどうかが大きく左右されます。
いろいろと質問をしたり相談することで、エージェントの実力を確認することができます。
こちらの質問や相談に適切に回答できなければ、あまり優秀なエージェントでない可能性があります。
企業内会計士への転職を成功させるためには、優秀なエージェントに担当してもらうことが非常に重要です。
たくさん質問・相談をして、実力を見極めましょう。
また質問や相談をすることで、企業内会計士として働く自分がイメージできてくることもあります。
エージェントがこれまでに担当した方が、いま企業会計士としてどのように活躍しているのかなど、生の体験談も聞いておくと役に立ちますね。
企業内会計士への転職におすすめの転職エージェント
転職エージェントを利用するときは、複数サイトに登録することが基本です。
「大手1社＋専門2社」、「大手2社＋専門1社」の割合で登録しておくことがベストでしょう。
大手であり会計士に特化した転職エージェント
マイナビ会計士
大手転職エージェントで、しかも会計士専門の転職エージェントでもある「マイナビ会計士」は必ず登録しておきましょう。
国内大手のマイナビグループによる会計士・経理に特化した転職エージェントなので、会計士の業務内容にとても詳しいエージェントが多いです。
大手だけあって非公開求人の数も多いですし、ネットワークを活かした幅広い転職活動が可能になります。
登録がマストな転職エージェントになるので、まず最初に登録しましょう。
大手転職エージェントサイト
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」も「マイナビ」と並んで、転職エージェントの最大手の一つですね。
ただ残念ながら、「マイナビ会計士」のように会計士専門の転職エージェントサイトを開設していません。
それでもやはり大手だけあり、たくさんの企業とのネットワークを持っているのは確かです。
企業内会計士への転職を考えると、この大手企業とのネットワークが活かせてくるでしょう。
経理・会計に詳しい優秀なエージェントが担当に付いたときは、かなり成功の確率が高まりますね。
一方で、エージェントが経理・会計に詳しいかどうかで、転職が成功するかどうかが左右されてしまうのも事実です。
DODA（デューダ）
「DODA（デューダ）」も大手の転職エージェントとして有名ですね。
こちらも「マイナビ会計士」のように会計士専門の転職エージェントサイトを開設していません。
ただ、大手企業とのネットワークは非常に強いので、企業内会計士としての転職にはそのパイプが力を発揮するでしょう。
こちらもエージェントが会計の世界に詳しいかどうかで、かなり転職の成功が左右されてしまいます。
DODAが独占している非公開求人もたくさんありますので、登録しておく価値は十分にありますね。
会計・経理に特化した転職エージェントサイト
MS-JAPAN
会計・経理など管理部門に特化したエージェントとして定評があるのが「MS-JAPAN」です。
一般的にはあまり知られていませんが、公認会計士の転職では外せないエージェントとなっています。
ただどちらかというと、会計事務所や監査法人などの転職に強い感じがします。
もちろん企業内会計士への非公開求人もありますので、ご心配なさらないでください。
所属するエージェントは、特化しているだけあって会計の世界にとても詳しい方が多いです。
会計・経理に特化した専門エージェントとして、まずは登録しておきたいサイトですね。
ジャスネットキャリア
こちらも「MS-JAPAN」と同様に、会計・経理の転職に特化した転職エージェントとなります。
あまり規模自体は大きくありませんが、歴史のある会社なので専門サイトとしては、なかなか優秀なエージェントがそろっています。
こちらもどちらかというとまだ企業内会計士というよりは、会計事務所や監査法人への転職のほうが強いでしょうか。
会計・経理に特化した専門エージェントとして、「MS-JAPAN」か「ジャスネットキャリア」のどちらかは登録しておきたいですね。
