「今の仕事は裁量権が全くないのでストレスだらけ！」
裁量のある仕事をしたいので転職をする方は、結構多いです。
「手伝いばかり」の仕事は、自分が成長できていない気持ちが大きくなり、ストレスばかりがかかります。
「のんびり仕事をすればいいじゃん！」という方もいますが、それでは仕事が面白くないですし、スキルアップもできません。
では、裁量権のある仕事をするにはどうすればいいでしょうか。
裁量権のある仕事がしたいとき転職活動をするべき理由
日本の大手企業では、まだまだ年功序列のシステムが残っているのが現実です。
若いうちは、なかなか裁量権のある仕事ができないですよね。
裁量権のある仕事をするには、以下の2つの方法しかありません。
- 今の会社で働き続けて出世するのを待つ
- 裁量権のある仕事を任せてくれる会社に転職する
今の会社で働き続けて出世するのを待つ
一つ目は、今の会社で働き続けて出世するのを待つという方法です。
日本の企業、特に規模の大きい大手企業では、若手社員に裁量権のある仕事を任せてくれるケースは少ないです。
もちろんすべての企業がそうというわけではありませんが、小さなことですら上司のハンコをもらわなければいけないということも、珍しくありません。
このような非効率的な業務体系は、若手社員にとって大きなストレスになりますよね。
小さなことですら上司の決裁がいるのですから、大きな仕事の裁量権は当然ありません。
「俺だったらこうするのに」と思っても、なかなか上司は自分の意見を受け入れてくれません。
裁量権を持つには、自分が出世するしかないのですが、年功序列システムの下では年齢を重ねるのを待つしかありません。
もし「そんな長い時間待てない！」と考えるなら、裁量権のある仕事を任せてくれる会社へ転職するしか方法はないでしょう。
裁量権のある仕事を任せてくれる会社に転職する
「転職」と簡単に言いますが、決断するのはなかなか難しいですよね。
しかし行動しなければ、すぐに裁量権のある仕事ができないというのも現実です。
そんな時は、まずは今の会社で働きながら転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。
まずは転職活動をしてみる
転職活動をすることは、必ず転職するということではありません。
今の会社で働きながら転職活動をしておけば、内定をもらった後に「転職をしない」という決断をすることも可能です。
別に内定をもらったからといって、転職しなければならないわけではないのですね。
「やっぱり今の会社で裁量権をもらえるまで待とう」と思うのなら、内定を辞退すればいいのです。
転職活動をすること＝会社を必ず辞める、ということではないことをまずは理解してくださいね。
転職活動で視野を広げる
転職活動をすることは、自分自身の視野を広げることにもなります。
仕事をしていると、どうしても自分の業務以外の世界を知る機会は少なくなりますよね。
転職活動をすると、いろいろな業界の情報を自分から調べようとします。
そうすると、自分が知らなかったものが見えてくることがあるのですね。
「裁量権のある仕事がしたい」と考える方は、自分のスキルアップ・キャリアアップに積極的な方でしょう。
自分を成長させる一つの方法として、転職活動を経験するのもいいのではないでしょうか。
実際に転職を真剣に考えてみてもいい
転職活動を始めると、自分の人生について深く考えることになります。
転職は、自分の人生の大きな転機になりますからね。
「自分はこれからどうしたいのか」
「どのように生きていきたいのか」
という「自己分析」「自分の未来設計」などを考えます。
そこで深く考えた結果、最終的に「転職をする」という決断に至ることもあるでしょう。
逆に「今の会社でキャリアを積む」と考えた場合も、転職活動は自分自身を見つめ直すいい機会になります。
どちらにせよ、転職は自分を変えてくれるきっかけになる可能性があります。
裁量権のない社会人生活に慣れてしまうと、刺激が欲しくなりますよね。
一度転職について真剣に考えてみるのは、刺激を与えるためにもいいことではないでしょうか。
裁量権のある仕事・職場に転職するならどんな会社を選べばいい？
裁量権のある仕事・職場に転職するなら、どのような会社を選べばいいのでしょうか。
- 規模があまり大きくない企業
- 外資企業
- ベンチャー企業
これらの会社は、若手社員にもそれなりに「裁量権のある仕事」を任せてくれることが多いです。
しかし、注意しなければならないこともあります。
「規模があまり大きくない企業」「外資企業」「ベンチャー企業」のすべてが、若手社員に裁量権のある仕事を任せてくれるというわけではないということです。
まあ、当たり前ですよね。
会社の社風や企業文化は、さまざまです。
基本的に裁量権のある仕事を任せてくれることは多いですが、面接や口コミなどでよく調べる必要があります。
面接でしっかりと質問をして、さらにネットの口コミ情報なども調べてください。
「逆にこちらが面接をしているんだ」ぐらいの気持ちで、面接に臨んでくださいね。
裁量権のある仕事＝責任もあるということ
裁量権のある仕事をするということは、そこの責任も発生してくるということです。
簡単に言えば、「結果を出さなければいけない」ということです。
厳しい外資企業などでは、結果を出さないと解雇されてしまうことも珍しくありません。
しかし結果を出せば、どんどん最良のある仕事を任せてもらえますし、給料もアップします。
やりがいのある仕事ですが、厳しい仕事でもあるのですね。
年功序列システムの日本型経営では、裁量権が分散されている代わりに、責任の所在も分散されています。
外資系企業のシステムでは、裁量権がある代わりに、責任の所在もはっきりとしています。
このことをしっかりと覚悟したうえで、転職活動をしましょう。
先に述べたように、転職活動をして初めて分かることはたくさんあります。
転職活動を通じていろいろな経験ができるので、ぜひ経験を積んでくださいね。
