新卒就職と転職の違いに「職務経歴書」を提出するかしないかということがあります。

転職の場合は、これまでどのような仕事をしてきたのかをチェックされるのですね。

実務能力が重視される転職においては、「職務経歴書」が大事になってきます。

この「職務経歴書」を書く時、自分をアピールするために嘘を書いたり、誇張したりする方は多いですが、これは面接官にバレたりしないのでしょうか。

面接官を惹きつける「職務経歴書」の書き方とはどのようなものなのでしょうか。見ていきましょう。

嘘はばれる可能性が高い

採用担当者や面接官は、たくさんの職務経歴書を読んでいます。

もし嘘が書かれていたら、怪しい雰囲気を感じ取ることができるといわれています。

仮に書類選考をすり抜けても、面接で突っ込まれた質問をされたときに対応できなければ、合格することはできないでしょう。

履歴書のところでもお話ししましたが、人間嘘をついたときは目が泳いだりして、なかなか平常心を保つことは難しいです。

このように嘘はばれてしまう可能性が高いので、職務経歴書に嘘を書くことはやめておきましょう。

誇張は書いてもいいの?

それでは嘘ではないけれども誇張して職務経歴書を書くことはいいのでしょうか。

多少話を盛ったり、誇張することは問題ありません。

正直なところ多少の誇張はみんなしていますし、採用担当者や面接官も履歴書や職務経歴書は多少の誇張があることは承知の上です。

面接官は誇張があることを承知の上で、いろいろと質問してきます。

その質問に対応できる程度の誇張にしておかないと、信用できない人物として合格することは難しくなるでしょう。

「実際に経験したことをもとにして、多少誇張はするけれど、質問されても問題なく回答することができる」程度の誇張にしておく必要があるということですね。

採用担当者が評価する職務経歴書とは

ではどのような職務経歴書が、採用担当者に評価されるのでしょうか。

応募先の職務と関連した実績

転職の中途採用者に求めることは、即戦力になるかどうかということですよね。

新卒の場合と違い、育成するというよりも即戦力を求めています。

そこから考えると、

「これまでの職歴が、応募先の企業でどのように活かせるか」

ということをアピールする必要があるということになります。

同じ業種内での転職

同じ業種内での転職の場合、素直にこれまでの職務で上げた実績を書けばいいでしょう。

採用担当者としても、

「今までこれくらいの実績を残してきたので、うちの会社でもこれぐらいの実績を残してくれるだろう」

という計算がしやすいので採用されやすくなります。

同業種内での転職がしやすいのは、やはり計算が立つからなのですね。

異業種への転職

違う業種への転職の場合、職務履歴書も工夫をする必要があります。

これまでの職務を活かして、応募先の業種で活躍することができる人材、貢献できる人材であることをアピールする必要があるということです。

採用担当者は、うちの業務に適応できるかということを心配しています。

その採用担当者の心配を晴らしてあげる必要があるのですね。

自分だけの目線で職務経歴書を作成するのではなく、採用担当者の目線で作成すると共感されるアピールができるということです。

採用担当者に共感される職務経歴書を作成しましょう。

採用担当者は再現性をみている

それぞれの会社によって、その売り上げ規模や商品の独自性など違いがありますよね。

たとえば、特にセールスをしなくても勝手に売れてくれる商品が世の中にはあります。

このような売れやすい商品を売ることはそれほど難しくありません。

しかしあまり独自性がなく売れにくい商品を売ることはとても難しいですよね。

売れやすい商品をたくさん売っていたからといって、売れにくい商品をたくさん売れるセールスマンであるとは限らないということです。

転職で難しいのはこの点になります。

いわゆる再現性があるかないかということです。

採用担当者の視点から考えると、

「前職での実績をわが社でも再現できるのか」

ということが大事になってくるのです。

そう考えると、職務履歴書の中でこの「再現性があるということをアピール」することが大事になってくるということですね。

応募者目線で考えると、

「前職でこんな工夫をしてきた」

「その工夫で人よりも実績を上げた」

「この工夫は転職先でも再現できる」

「再現できるので自分は役に立つ人材だ」

ということをアピールする必要があるのですね。

闇雲に自分ができるアピールをしても採用担当者の心には響きません。

いかに自分が再現性がある人物かということを職務経歴書の中でアピールしてください。

嘘・誇張よりも再現性をアピール

職務経歴書の中で、いくら嘘や誇張をして話を盛ったとしても、面接官など採用担当者の心に響かなければ合格しないでしょう。

大事になるのは、

「いかに自分が役に立つ人物か」

ということを具体的にアピールすることです。

もちろん何の実績を上げることなくアピールしても白々しいだけなので、

「今までにこんな実績を上げてきて、この実績は御社でも再現することができる」

ということを具体的にアピールする必要があるのですね。

自分目線で考えるよりも、採用担当者目線で内容を考えてみると、より良い職務経歴書がを作成することができます。

嘘や誇張に頭を使うよりも、採用担当者目線で書けているかに頭を使ってくださいね。

「本ページはプロモーションが含まれています」