工場勤務はきつい仕事も多いです。

きつい仕事をしているのに、働いた分の残業代が出ないと正直やってられません。

今回体験談を寄せてくれたKさんは、プラスチックの家電製品の部品を作る工場で製造作業員として勤務していました。

しかしそこは、嘘の給料を求人票に載せているブラック企業だったのです。

しかも月50時間以上の残業をしても、もらえるのは10時間分の残業代だけです・・・。

そんなKさんの、ブラックな家電製品の部品工場を辞めた体験談を見ていきましょう。

Kさんはブラックな工場勤務を辞めて、いい条件の会社に正社員として転職することができました。

ぜひ、ご参考にしてください。

ブラックな家電製品の部品工場を辞めた体験談

  • 求人広告と給料が違う
  • どれだけしても10時間程度の残業代
  • 雇用状況がよくなり正社員として転職できた
  • 嫌々働き続けることは人生の無駄

求人広告と給料が違う

現在50代男性Kと申します。

40代半ばの時に、プラスチックの家電製品の部品を作る工場に製造作業員として入社しました。

仕事内容は、出来上がったプラスチック製品の外観にキズがないか検査することと、出来た製品を段ボール箱に積めて配送業者に引き渡す出荷作業でした。

この会社がブラック企業ではないかと思ったのは、最初の給料の時です。

記載していた金額が、求人広告に出ていたのとあまりに違いすぎていました。

また、残業時間がどう考えても行った半分程度しかなかったことです。

給料計算が間違っているのではと尋ねると、「最初の1ヶ月は試用期間なので少ない」という返答でした。

その時は仕方ないと思いましたが、それから以後も全く上がる気配がなく、それどころか残業代は少なくなる一方でした。

どれだけしても10時間程度の残業代

給料があまりにも安いので時給換算してみると、その地域の最低賃金を下回っていました。

残業代も、どれだけ残業をしても10時間程度しか貰えませんでした。

実際には月50時間以上残業を行っていたので、これは絶対におかしいと思いました。

自分だけかと思って他の従業員に聞くと、殆どの一般社員は自分と同じ状況でした。

ただ役職を持っていたり、社長に気に入られている人は、それなりに給料も残業代も貰っていたようです。

そのため社長に「せめて最低賃金は出して欲しい」と言うと、「気に入らないなら辞めろ」の一言で終わってしまいました。

この会社は、完全にワンマン社長の考えだけで仕事を行っているブラック企業だったのです。

私は、普通にアルバイトをするよりも安い給料に、とうとう我慢出来なくなりました。

そして辞表を提出して退職し、直ぐに労働基準監督所に訴えました。

雇用状況がよくなり正社員として転職できた

はっきり言って悔しかったです。

そこでは一年しかいませんでしたが、その期間に別の会社にいたり、最悪アルバイトで生活していても、そちらの方が収入が多かったはずですからね。

正社員という雇用条件だけで入社を決めた自分に腹が立ちました。

ただ良かったのは、退職した後すぐにまともな会社に就職でき、それから以後はその会社で働けたということです。

その当時は日本経済が上向きになってきて労働力不足となっていました。

雇用状況が良くなったので、40代半ば過ぎの年齢でも正社員として雇ってもらえました。

それから気になった時に求人情報を見ていますが、今の会社以上の条件の求人は目にすることがないです。

思い返すと、あのままブラック会社にいたらどうなっていたのか分かりません。

アルバイト以下の給料しか出さないブラック企業にいても未来はないので、本当に転職してよかったと思っています。

嫌々働き続けることは人生の無駄

ブラックかそうでないかは本人の感覚が大きく作用しますが、世間の一般常識からあまりにかけ離れた待遇は間違いなくブラックです。

そのような会社は何年経とうが良くなることなど有り得ず、長くいればいるほど自分の人生を無駄にするだけです。

退職するのは本人の自由意思です。

退職することを会社がどうこう言えるのは、労働契約のよう文書に記載があって、それを本人が了承した場合だけです。

会社から退職を認めないと言われても、退職願いを出せばそれを撤回する権利は会社に有りません。

ケンカをして退職をすると以後の手続きをしてもらえない可能性がとても高くなりますが、そのような場合は労働基準監督所に相談して下さい。

さすがにブラックでも公的機関からの言葉には耳を傾けます。

ブラック企業の圧力に負けて、嫌々働き続けることは人生の無駄です。

残業代が出ないなどのブラック企業で働いている人は、もっといい会社に転職することをおすすめします。

管理人の一言

ブラック企業の特徴の一つとして、働いた分の残業代をきちんと支払わないというものがあります。

もうこれはブラック企業あるあるといってもいいでしょう。

そんなブラック企業に騙されないためには、求人票をよく見る必要があります。

求人票のチェックポイントとしては、

  • 雇用形態
  • 給与
  • 残業代
  • 賞与
  • 休日

 
などがありますね。

これらの項目は、必ずきちんとチェックしておかなければなりません。

特に最近は、みなし残業制度(固定残業制度)を導入している企業も多くなっています。

みなし残業代を給料に含めて、給料を見かけだけ高く見せている求人票も多いです。

そんな求人票に、だまされないようにしなければいけません。

さらにたちが悪いのは、完全に嘘の求人票で募集をしているブラック企業があるということです。

Kさんの場合も、求人票に載せられた給料よりも安い賃金で働かされていました。

嘘の求人票を作られてしまうと、私たち労働者側としては対策の方法がとても難しくなります。

対策としては、内定後に正式契約をするときに、きちんと労働条件を確認することが必要になるでしょう。

「雇用形態」「給与」「労働時間」「残業代」「賞与」「休日」などをしっかりと確認して、疑問があるところは質問しなければいけません。

Kさんがおっしゃるように、ブラック企業で働き続けることは自分の人生を無駄にするだけです。

まずは、ブラック企業に入社しないように注意しましょう。

また今現在ブラック企業で搾取されている方は、早く脱出することを考えてください。

今は日本経済が上向いてきており、転職がしやすい状況となっています。

景気が悪くなると、転職をすることすら難しくなってしまいます。

今がブラック企業を抜け出すチャンスです。

転職サイトには、たくさんの求人が掲載されています。

まずは転職サイトを利用して、求人を比較してみましょう。

あなたの希望する条件の求人を見つけて、ぜひ転職を成功させて下さい。

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