「サービス残業が当たり前の花屋の仕事を辞めたい!」

お花屋さんは人気がある仕事ですが、見た目の華やかさとは違って、実際は力仕事や長時間労働が多い業界です。

今回体験談を寄せてくれたRさんは、花屋の求人募集に応募して植物業界の会社に入社しました。

しかし入社した会社は、朝の8時から夜中の2時まで残業代も支払わずに、長時間労働をさせるブラック企業でした。

そんなサービス残業が当たり前のブラック花屋の仕事を辞めた体験談をお伝えします。

サービス残業が当たり前のブラック花屋の仕事を辞めた体験談

  • 花屋の求人募集を見て応募
  • サービス残業は当たり前
  • 退職を申し出てから3か月間は辞められず
  • ブラック企業は辞めるのなら早いほうがいい

花屋の求人募集を見て応募

29歳のRと言います。

私がブラック企業で働いていたのは、28歳の時に入社した会社でのことです。

あまりにもブラックだったので、「かなりヤバい」ということは入社してすぐ気が付きました。

そして結局その会社は、1年足らずで辞めました。

そのブラック企業は、植物を扱う会社でした。

結婚式場の装花やお葬式の装花、観葉植物の専門店やカフェに併設された花屋など、植物に関する様々な仕事をしていました。

私は花屋の求人募集を見て応募しました。

しかし、勤務先は花屋だけでというわけではありませんでした。

どちらかというと多店舗のヘルプの方が多く、花屋にいる時間はとても少なかったです。

常に人が足りていないお店ばかりだったので、どこにヘルプに行っても忙しくて大変でした。

花屋の求人募集を見て働こうと思ったので、仕事内容も予想とは違うものでした。

サービス残業は当たり前

サービス残業は当たり前です。

よくある残業としては、花屋の営業時間が終わってから、結婚式場の装花の手伝いへ行かされます。

きちんと残業代がついているのだと思ったら、一切ついていませんでした。

花屋の閉店時間が21時で、結婚式場の装花が終わる時間は夜中の2時です。

次の日は朝8時から仕事なのにありえません。

こんな長時間労働では、睡眠時間もろくに取れなくなってしまいます。

しかもサービス残業なので、残業した分はただ働きです。

以前、残業代がつかないことがおかしいと思った先輩が、店長に相談しました。

しかし取り合ってくれなかったので、直接会社の経理に電話し相談したことがあります。

その時に帰ってきた返答は、とてもおかしなものでした。

先輩に直接連絡はなく、店長に返答がかえってきたのです。

しかも、「うちの会社に合わない人は、やめてもらう方向にシフトを減らしてください」と返答してきたようです。

私はそれを聞いて、そんなこと言う会社があるのだとショックをうけました。

退職を申し出てから3か月間は辞められず

こんなブラック企業で働き続けることはできないと思い、退職を決意しました。

退職願いを提出しましたが、「最長で3か月はいてくれ」と言われました。

「最短で新しい人が入るまで」と言われ、本当に適当な会社だなと感じました。

新しい人が入るまで辞められなかった期間は、とても苦痛でした。

早く辞めたくてしょうがなかったです。

退職願いを提出してからすぐに転職活動をはじめていたので、退職後はすぐ再就職先が決まりました。

今勤めている会社は、同じ植物を扱う業種です。

以前の会社と比べて、仕事内容も楽しくて充実しています。

また一緒に働いている人も優しいし、サービス残業は絶対にありえません。

休憩時間もきちんと確保してくれます。

本当に転職してよかったと思いました。

ブラック企業は辞めるのなら早いほうがいい

「入社してすぐに辞めてしまうと職歴に傷がつく」という方がいます。

しかしそんなことのために、一生我慢してその仕事をするのでしょうか?

辞めるのなら、早いほうがいいです。

実際に以前働いていたブラック花屋では、入社した人のほとんどが1年未満で辞めているようでした。

残っているのは、長年勤めたベテランの人たちばかりです。

先輩に話を聞くと、「長くいすぎて辞めるタイミングを見失った」という人ばかりでした。

そして長くいるからと言って、なにか待遇が変わることはありません。

先輩たちは、

「入社したときおかしいと思ったけれど、我慢して勤めている」
「いまでもおかしさは変わっていない」

と言います。

しんどい思いをして長く勤めても、ブラックであることは変わりません。

それなら早く辞めて新しい会社に行くべきです。

管理人の一言

花屋さん(フラワーショップ・生花店)で働きたいと考えている方はとても多いです。

花屋さんは一見華やかな世界に見えますが、実際は地味な作業が多い業界となっています。

朝早くから市場にお花の買い付けに行ったり、冠婚葬祭などでお花の飾りつけをしたり、注文を受けて配達をしたりと、店頭販売や花束作り(フラワーアレンジメント)だけが仕事ではありません。

Rさんは、こんな花屋業界にあるブラック企業に入社してしまったのですね。

ブラック企業の特徴を見極めましょう

ブラック企業の特徴として、入社3年以内の離職率が高いというものがあります。

Rさんが働いていた会社も、1年以内にほとんどの新入社員が辞めてしまうという典型的なブラック企業の特徴を持っていたようです。

長時間の残業を従業員にさせておいて、残業代を支払わない企業は間違いなくブラック企業です。

サービス残業は、はっきり言って違法ですからね。

そんな違法なことをさせるブラック企業で働き続けても、いいことは何もありません。

Rさんの先輩たちは、「長くいすぎて辞めるタイミングを見失った」という人ばかりのようです。

実際にブラック企業で働き続けている人の多くが、このようなタイミングを失って、なんとなく働き続けている人ではないでしょうか。

人間は、環境に慣れるという性質があります。

悪質な環境でも順応する能力があるのですね。

しかしブラック企業の体質に慣れてしまうことは、良いこととは言えません。

それは搾取され続けるということを意味しますからね。

Rさんが言うように、ブラック企業を辞めるなら早いほうがいいです。

ブラック企業の体質に慣れる前に、抜け出して新たな環境を探しましょう。

Rさんのように、楽しく充実して仕事ができる会社をぜひ見つけてくださいね。

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